Such an ordinary scene


トンレサップ湖 3. サンセット・クルーズでアクシデント

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日没にギリギリ間に合い、早速夕日鑑賞を楽しむ私たち。
この時の湖の面積がどれほどだったかは分からないが、
乾季が始まったばかりで、水平線の向こう側に陸地が見えないことから、
かなりの大きさだったに違いない。
湖なのに海のような広さを感じた。

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トンレサップ湖 での夕景をしばし満喫。

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日没を楽しんでいる間、ボートのエンジンを止めていて、
帰ろうという時になって、エンジンが掛からないというアクシデントが勃発。
スターターが空回りする音を聞きつけて
周辺にいた同様のエンジン・ボートが様子を見に来てくれる。

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結局、何をやってもエンジンが再び掛かることはなく、
船長以外は様子を見に来てくれたボートに乗り移ることに。
エンジンの掛からなくなったボートは、それに引かれて船着場まで戻ることに。

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帰りに再び通った コンポン・プルックの水上村。
水上家屋から漏れる光が夜を知らせる。

|2019.05.22(Wed) |カンボジア旅行記 2017  |

トンレサップ湖 2. コンポン・プルック水上村とマングローブ林

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船着場から6~7人乗りのエンジン・ボートに乗って20分程、
水上高床式の家が建ち並ぶ コンポン・プルック の水上村に到着。
到着と言っても、下船して見学するほどの時間が無いため、
湖上で日没を見るための行き帰りに通過するのみだったのだが、
高床式の個性的な水上家屋や、小舟で行き交う人たちの姿を
ボートから身を乗り出して写真を撮るのはなかなか楽しかった。

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ここにもあった クメール寺院。

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船首で私たち以上に写真を撮りまくっていたガイド氏(笑
この時撮っていた写真は 彼のブログ に掲載されている。

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水上レストランもあった。

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時間があれば、マングローブ・クルーズ もできたのだが、
日没でさえ見れるかどうかの瀬戸際にいた私たちには、
悔しくもマンブローブの林を見送ることしかできず...(涙

|2019.05.22(Wed) |カンボジア旅行記 2017  |

トンレサップ湖 1. エンジン・ボートに乗船

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3日目の遺跡巡りは バンテアイ・スレイ、クバール・スピアン、ベン・メリア の
3遺跡だけのつもりでいたのだが、夕方の早い時間に周り終わるということで、
ガイド氏の提案で カンボジア の中央に位置する大湖 トンレサップ湖 を追加、
サンセット・クルーズを楽しむことに。
もちろん、ガイド料も追加料金が発生したが、安くしてくれた(笑
クメール語の 「トンレ」 は 「川」 を、「サップ」 は 「大きな淡水湖」 を意味する。

写真は湖らしきものが未だ見えない場所にあった ボート・チケットの販売所。
トンレサップ湖 の大きさは乾季と雨季で大きく違う。
乾季の面積は約3000k㎡、水深1m程度なのに対し
雨季は10,000k㎡、水深も深くなり、乾季の約3倍以上の大きさになる。
日本の都道府県でいうなら、二番目に大きな岩手県以上か。

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やっと見えてきた トンレサップ湖。
私たちが訪れたのは乾季の始めだったのだが、
先週はもっと手前から水があったらしい。
来週は更にもっと遠くまで水が引くということだった。

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船着場。
ここで船長と乗船する船を案内される。

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私たちが乗った船がこれ。
座席の数から6~7人乗りと思われる小さなエンジン・ボート。
他に同乗する観光客がおらず、私たちだけの貸し切りに。

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日没までに時間が無いので、乗船後すぐに出発。
ご覧のように水は茶色い。
それでも、時々水面から飛び上がる魚もいたりして、
約300種類の淡水魚が生息しているという。

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水平線が見える場所まで急ぐ私たちの船を
軽く追い抜いて行った大型のクルーズ船。

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ポツリポツリと水上家屋が見え始める。

|2019.05.22(Wed) |カンボジア旅行記 2017  |

ベン・メリア 4. 第二回廊 - 北塔門など

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アンコール・ワット のミニ版のような ベン・メリア の魅力は、
発見当時のままの崩壊した姿が散策歩道から間近に観られることだが、
その散策歩道は 遺跡の案内板の内部図 には記されておらず、
どこをどのように巡っているのかよく判らないのが難点。
崩壊の程度がひどい遺跡を巡っているのだから仕方がないのだが、
散策歩道の地図を探してみても、私たちと同じ経路でないものばかりで、
説明できない部分の方が多い。
この遺跡では、そんな謎めいた雰囲気を味わえばいいと今更(何

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第二回廊(西北角) に浸食している大きなスポアン(榕樹・ガジュマル) 。
太くて長い根が散策歩道まで伸びている。

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遺跡内部から見た 第三回廊 の 南塔門。

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南塔門 の上部の穴から 南参道 が見通せる。

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第二回廊 の北側にある 秘密の部屋。
唯一残る回廊内部・・と説明しているガイドブックもあるが、
どちらが本当なのか私たちには判断できず...

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北経蔵。

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散策歩道の北側出口付近 で撮った 第三回廊 の北面。

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第三回廊 の北塔門(たぶん…

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崩れた塔門の前にあったレリーフ。
描かれているのは ブラフマー神 だろうか...(謎

|2019.05.21(Tue) |カンボジア旅行記 2017  |

ベン・メリア 3. 十字回廊 - 中央祠堂など

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第三回廊 の南面に設けられた 木製の散策歩道 の入口は
第三回廊 をまたぐ形で階段が造られており、
上ってすぐ左手に見えたのが写真の建物。
回廊なのか、祠堂のひとつなのか、調べても分からなかったのだが、
南面の 第三回廊 と 第二回廊 の間にあるこの建物は
遺跡の案内図で見ると、十字回廊 と同じ十字型の構造をしており、
その南東の角にあたるのが写真の場所。
第三回廊の壁 と この一角 の間にある溝には 「マカラの排水溝」 がある。
上の写真にも写ってはいるのだが、遠目なのでよくわからないだろう。
拡大しても知ってる人にしか判らないほどはっきりしないので、説明だけ。
「マカラ」 は ガンジス川 の女神の乗り物であり、
地上と水上交通の重要な場所を表すシンボルと言われ、珍しいものらしい。

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一枚目の写真と同じ場所の破風。
「サイに乗るアグニ(火神)」 のレリーフがある。
散策歩道の位置が地上より高いので、レリーフとほぼ同じ高さで見られる。

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右隣りの奥まった扉の上(リンテル部分)には
「アイラーヴァタに乗るインドラ神」 のレリーフがある。
手前の破風のレリーフは、一番上の部分が欠けてしまっているので
説明がつかないのか、何のレリーフだか判らず...(汗

この周辺にはもうひとつ、「ラーマーヤナ」のレリーフ もある。
残念ながら見逃してしまい、写真も無いので説明だけ(何
「ラーマーナヤ」とは、古代インドの大長編叙事詩のひとつ。
その中の一節、 ラーマの妻シータ姫 が身の潔白を証明するため、
火の中へ身を投じるシーンが描かれているレリーフ。
因みに、「天空の城ラピュタ」のヒロイン、シータ は
この 「ラーマーヤナ」 の シータ姫 がモデルらしい。
南東の隅塔 といい、この遺跡はやはり「ラピュタ~」とご縁ありあり。

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遺跡の東側にある 十字回廊。

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崩壊している回廊の一部。

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真ん中に写っているのが 中央祠堂。

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すぐ後ろ(西側)に 散策歩道 が通っているので、
間近に見ることができた 中央祠堂。

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窓の向こう側に窓。

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「乳海攪拌」が描かれたレリーフ。
アンコール・ワット の第一回廊 の東面南側の壁にも
描かれていたっけ。

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散乱した石が緑に苔むし、まるで抹茶チョコのよう。

|2019.05.20(Mon) |カンボジア旅行記 2017  |

ベン・メリア 2. 南塔門 - 散策歩道入口

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「東のアンコール・ワット」 と呼ばれるほど
アンコール・ワット と類似点が多い ベン・メリア だが、
決定的に違うことがふたつある。
ひとつは、アンコール・ワット は西向きに建てられたのに対し、
ベン・メリア は東向きに建てられているということ。
十字回廊 も同様で、アンコール・ワット は西側に、
ベン・メリア は東側にと、ふたつの遺跡で東西が逆になっている。
もうひとつは、回廊の順番付け(というか、呼び方?)
アンコール・ワット は外側から内側に 第一、第二、第三…と呼ぶのに対し、
ベン・メリア は内側から外側に 第一、第二、第三…と全く逆。
駐車場などの施設の関係で、観光客の大半が 南参道 から来るので
説明をそれに合わせると、観光客が最初に目にするのは 第三回廊 の 南塔門。

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斜めから間近に見ると、かなり大きい 南塔門。

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西塔門前の 十字テラス ほどではないが、
南塔門 の前も低い列柱が支えるテラスが迫り出ている。
各塔門の前には ナーガ像 がある。

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外側から見た 第三回廊 の南面。

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「天空の城ラピュタ」 に似てると噂の 南東の隅塔。
大木が塔を覆っている姿は確かに 「ラピュタ」 を想像させる。

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第三回廊 の東面。
真ん中に写っているのは 十字回廊 とつながっている門。
その奥の日向にちらっと見えているのが 東塔門 で、
私たちはこれ以上東側を見て回らなかったので
東塔門 の写真はこんなものしかない(涙
ベン・メリア が東向きに建てられていることを考えると、
東塔門 は正門であり、ここのナーガ像 も見所のひとつなだけに
もっと近くで見たかったし、写真も撮りたかったのだが、残念...
(たぶん「ラピュタ」で時間を食ったせいだ...)

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写真の右端に写っているのが
第三回廊 の南面に入口が設けられている散策歩道。

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散策歩道 の入口を上ったところから見た遺跡の内部。
写真向かって左側に 南経蔵、
右側には 第三回廊 と 南東の隅塔 が写っている。

|2019.05.19(Sun) |カンボジア旅行記 2017  |

ベン・メリア 1. 西参道 - 西塔門

Nikon 1 V2
Photo by T.

「東洋のモナリザ」 がある バンテアイ・スレイ と
水中遺跡クバール・スピアン を巡った後は昼食と休憩をとって、
シェムリアップ から東へ約50kmほどの距離にある ベン・メリア を訪れた。
「花束の池」 を意味するこの遺跡は、 11世紀頃に スールヤヴァルマン二世 や
複数の王たちによって ヒンドゥー教寺院 として造られ、
東西900m×南北800mの環濠の内側に 三重の回廊 や 十字回廊 を持つ。
アンコール・ワット より20年ほど前に建てられたらしいのだが、
「東のアンコール・ワット」 と呼ばれるほど類似点が多く、
アンコール・ワット に先立ってモデルとして造ったのではないかと言われ、
全貌が明らかになれば、アンコール・ワット を凌ぐとさえ言われるほどの規模を
持っていたと推測されている。
日本では 「天空の城ラピュタ」 のモデルと噂されているが、
この遺跡が広く知られるようになったのは、映画の公開よりも後の話。
「ラピュタ」 を思わせるような苔むした荒廃ぶりが
遺跡発見当時のまま公開されているので、廃墟好きには堪らないだろう。
入場料は5$、アンコール・パス は使えない。

南参道 の入口には ほぼ完全な形をした ナーガ(蛇神)像があり、
この遺跡の見所のひとつになっている。
写真は 西参道 のものだが、南参道 のものと同じっぽい(何
余談だが、ガイドブックによると、ここのベスト・オブ・ナーガ は
東門テラスの欄干部分にあって、これより縦長な形をしており、
彫り込みがこれより繊細な印象(私たちは実物を見なかったのだが...

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西参道 から見た 東西900m×南北800mの環濠。
遺跡周辺は未だ地雷撤去中、毒ヘビも生息しており、足元には注意が必要。
ガイドなしの観光客を狙い、頼んでもいないガイドをして
最後にガイド料を請求してくるという輩もいるという。
これらの点でも、最初からガイドを付けるか
団体ツアーに参加した方が無難のような。

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遺跡の南側に観光バスが停められる大きな駐車場や公衆トイレ、
カフェなどもあるので、ほとんどの観光客は 南参道 を通って寺院を巡る。
ガイドブックでもそのように紹介されているので、
この記事を書くまでは自分たちも 南参道 を通ったのだと思い込んでた。
それにしては撮ってきた写真がガイドブックのそれと違う。
そんなワケで、某ストリートビューで確認、私たちは 西参道 を通っていた。
この遺跡を訪れたのが陽射しの強い午後だったため、
ガイド氏が 日向の多い南参道 でなく、日陰の多い西参道 を
選んでくれたのかもしれない。
西参道 は観光客も少なく静かで、歩きながら涼が取れた。

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遺跡内の案内板、第三回廊 の 南東隅塔 の前に設置されていたもの。
右上の地図には 環濠 を含めた遺跡の全体図が案内されており、
私たちが通って来た 西参道 は写真向かって左側。
右下には 第三回廊 から内側の遺跡内部図が案内されているが、
崩壊が激しいため、木製の散策歩道 が設置されていて、
歩行範囲が限られている。

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西参道 を真っ直ぐ歩いて来てたどり着いたのが 第三回廊 の 西塔門。
前日観に行った タ・プローム と同じように、
塔門の真ん中を スポアン(榕樹・ガジュマル) が浸食している。

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西塔門 の前には 低い列柱が支えるテラス がある。
それはまるで アンコール・ワットの西塔門(大塔門) 前にある十字テラス
縮小版のようだ。

|2019.05.18(Sat) |カンボジア旅行記 2017  |

クバール・スピアン 2.

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(※写真画像クリックで拡大)

クーレン山 の密林の中を45分程ハイキングしてたどり着いたのが
水中遺跡 クバール・スピアン。
ストゥン・クバール・スピアン川 の砂岩の川床には
約200mに渡って彫られた リンガ(シヴァ神の象徴、男性生殖器) が、
川岸には ヒンドゥー教 の神々などのレリーフ が数多く見られる。
乾季になると川の水位が下がり、川底に彫られたものがよく見えるようになるので、
私たちが訪れた11月下旬から12月上旬の乾季の始めは
写真の通り、ほとんどのレリーフを見ることができた。
写真中央の小さな滝の下に大量に彫られているのが「千本リンガ」。
「千本リンガ」 が200m程続くこの一帯は
「千本リンガの橋」 や 「千本リンガの谷」 と呼ばれている。

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1枚目の写真の小さな滝の右側にあるレリーフを拡大したもの。
滝側には、アナンタ(蛇神 )の上に横たわる ヴィシュヌ神 と
その妻ラクシュミー神 が描かれている。
ヴィシュヌ神 のヘソからハスの茎が伸び、
ハスの花びらの上には ブラフマー神 が描かれている。

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2枚目のレリーフの横続き、半分から右端にかけては
ナンディン(シヴァ神の乗り物とされる乳白色の牡牛) に乗った シヴァ神 と
その妻ウマ(パールヴァティー) が描かれている。

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上のレリーフよりやや下流にあったレリーフ。
これも アナンタ(蛇神) に横たわる ヴィシュヌ神 とその妻 ラクシュミー神。

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これも アナンタ(蛇神) に横たわる ヴィシュヌ神 とその妻 ラクシュミー神(顔が削れている)、
そして、ハスの花の上に ブラフマー神 が描かれている。

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川床に彫られた直径約2mの ヨニ(ヒンドゥー教で女陰、女性生殖器) と 千本リンガ。
クーレン山 - シェムリアップ川 - トンレサップ湖 を
聖なるガンジス川 の ヒマラヤ山脈 - ガンジス川 - インド洋 になぞらえ、
リンガ の上を流れることによって川の水が清められ、
”聖なる水”となると考えられた。

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川岸の石に彫られた ブラフマー神。

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ナンディン(シヴァ神の乗り物とされる乳白色の牡牛) に乗った シヴァ神 と
その妻ウマ(パールヴァティー) が正面の石に描かれている。

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聖なる水の中で泳ぐ小魚たち。
リンガ によって清められた水はパワーのある水となって
生き物に力を与えると考えられた。

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ガイド氏に勧められ、聖なる水にほんの少し触れる。
”聖なるパワー” をちゃっかりいただいたかも(何

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蛙のレリーフ。
バラモン僧が毒入りの水を毒入りと知らず飲もうとした際、
身を挺して救った蛙の伝説がある。

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見学コースは上流から下流に向かって歩いた。
滝へ向かう階段を下りる。

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(※写真画像クリックで拡大)

遺跡の最後にある滝。
川の水量がもっと多ければ、写真の真ん中にもうひとつ滝があっただろう。
神聖なリンガの上を流れた川の水はこうして清められ、
下流の アンコール寺院群 へ、最後には トンレサップ湖 へと流れて行く。

|2019.05.15(Wed) |カンボジア旅行記 2017  |

クバール・スピアン 1.

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私たちが次に訪れたのは、バンテアイ・スレイ と同じく
クーレン山(プノン・クーレン) にある遺跡 クバール・スピアン。
ウダヤーディティヤヴァルマン二世 によって開かれたこの遺跡は
シェムリアップ から北東へ約50kmほどの距離にある。
クバール・スピアン は「川の源流」を意味し、
その名の通り、シェムリアップ川の源流のひとつ
ストゥン・クバール・スピアン川 にある遺跡だ。
ここの入場にも アンコール・パス が使える。

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上の写真の看板は、駐車場の周辺に立っていたもの。
この辺りで見られる動物や昆虫たちが案内されている。

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駐車場から遺跡がある場所までは
ご覧のような密林の中の山道を約45分ほど歩く。
軽いトレッキングというか、ハイキングになるため、
この日の私たちはバッグもリュックサックに替え、
害虫対策として長袖の上着や虫除け剤まで用意した。
実際には、持参した上着は暑くて着なかったし、
害虫に刺されることも無かったのだが、念のため。
(実態として、ここを訪れる観光客たちのほとんどが
私たちほどの用意をしていない様子だったのだが...)
因みに、登山道の山側は未だ地雷の撤去作業が済んでいないため、
コースを外れる行為は命取りになりかねない(怖っ!
この遺跡こそ、団体ツアーに参加するか、ガイドを付けることをオススメする。

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登山道はご覧のように整備されているので
歩き難いということは無い。

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ここで出会ったものたち。
右下の穴はガイド氏がみつけてくれた毒蜘蛛 タランチュラ の巣。
密林には サソリ などもいると聞いたが、私たちは出会わなかった。

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そして、水の流れる音と共にみつけたのがご覧の岩。
牙のある象のような大きな動物の上にいるのは
ヴィシュヌ神 か シヴァ神 か、はたまた ブラフマー神 か?
その下に刻まれているのは何者たちなのか?
それらが全然判らぬまま、ガイド氏の背中を追って
水の流れる音がする方へ足を進めた。

|2019.05.13(Mon) |カンボジア旅行記 2017  |

バンテアイ・スレイ 3. 南塔・中央祠堂 ・北塔 -『 東洋のモナリザ』について

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現在ではロープによる規制線が張られ、
立ち入り禁止になっている 第三周壁の内部(寺院の中央部)には
南北に並んだ三つの尖塔祠堂 がある。
その中で、中央のやや大きい祠堂が 中央祠堂。
中央祠堂 の東面には 前殿(前室) があり、
三つの尖塔祠堂 と 前殿(前室) が
アルファベットのT字型に配置されている。

上の写真、真ん中の扉の無い尖塔祠堂が 南塔。
その左側に写っているのは 南経蔵。
右側が 中央祠堂、中央祠堂 の手前に写っているのが 前殿(全室)。

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斜めから撮った 前殿(前室)。

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北塔。

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中央祠堂 に彫られた 守神 「ドヴァラパーラ」。
東西南北の各面に2体ずつ配置されている。

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北塔西面。
デヴァター像は 北塔 と 南塔 の東西南北の各面に2体ずつ、
合計16体配置されていて、『東洋のモナリザ』 と噂されるデヴァター像は
この 北塔の南面にある。
北塔の南面 は 中央祠堂の北面 に面しており、
規制線の外側からは見ることができない場所。
そんなワケで、私たちも見ることができなかった(涙

遺跡保護のために規制線が張られるようになったわけだが、
1923年にフランス人作家の アンドレ・マルロー
この寺院のデヴァター像を盗み出し、逮捕されるという事件が起きている。
それでも、1990年代までは規制線も無く、自由に見学ができたらしい。
当然、写真撮影もできたということで、ネットを海を彷徨えば
規制線の無い時代に実物を見た人が 『東洋のモナリザ』 の写真を
アップしていたりする(ここでは敢えてリンクしないが)。
それによると、北塔と南塔の全デヴァター像16体をひとつずつ見て行けば
「モナリザ」と呼ばれる像がどれか自ずと判るらしい。
余談だが、デヴァター像を盗み出した作家は
その後、この事件をもとに 『王道』 という小説を書いている。
また、1974年に日本の伊勢神宮をも参拝していたりする。
そして、没後20年目(1996年)の彼の棺は
当時のシラク大統領らの尽力で、フランスの偉人を祀るパリのパンテオン に
改葬されたらしい。
フランスにとって彼がどれだけの人物だったのかはよく知らないが、
カンボジアで遺跡泥棒した人があのパンテオンに眠っているって・・(謎

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第三周壁 の西側にある レンガの聖堂 から見た 北塔西面のデヴァター像。
いくつかのガイドブックにこの像の写真が載っていたりするので、
最初はこれが 『東洋のモナリザ』 と思い込んでいた(何

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第三周壁 の南東側 から見た寺院の中央部。
右端に写っているのは 南経蔵。

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第二周壁の西塔門 の破風に彫られたレリーフ。
「猿王スグリーヴァと兄ヴァーリンの戦い」が描かれている。

|2019.05.10(Fri) |カンボジア旅行記 2017  |

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トンレサップ湖 3. サンセット・クルーズでアクシデント (05/22)
トンレサップ湖 2. コンポン・プルック水上村とマングローブ林 (05/22)
トンレサップ湖 1. エンジン・ボートに乗船 (05/22)
ベン・メリア 4. 第二回廊 - 北塔門など (05/21)
ベン・メリア 3. 十字回廊 - 中央祠堂など (05/20)
ベン・メリア 2. 南塔門 - 散策歩道入口 (05/19)
ベン・メリア 1. 西参道 - 西塔門 (05/18)
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Profile

未哉

未哉 ( Miyah Oshima )

日々のありふれたシーンを気ままに撮って、気ままに掲載しています。
写真から何か感じてもらえたら嬉しいです。
リンクはご自由にどうぞ。

渡部さとる主宰 workshop 2B 34期生。

* 写真の無断転載や無断使用等は固くお断りします。

PhotoBooks


Memories 5

● Memories 5

2014年3月の七面山登詣、2015年10月の丹沢 鍋割山&塔ノ岳縦走、11月の金峰山登頂、12月の七面山年越し登詣の4つの山旅を、A5サイズのフォトブックにまとめました。
左の表紙画像をクリックすると編集画面がご覧になれます。

Memories 3

● Memories 4

2013年10月の那須 茶臼岳&朝日岳縦走、一ノ倉沢&八海山ハイキング、11月の大菩薩嶺登頂、 12月の竜ヶ岳ダイヤモンド富士撮影登頂の4つの山旅を、A5サイズのフォトブックにまとめました。
左の表紙画像をクリックすると編集画面がご覧になれます。

Memories 3

● Memories 3

2013年8月の谷川岳登頂、9月の宝永山(富士山)登頂、9月の七面山登詣の3つの山旅を、A5サイズのフォトブックにまとめました。
左の表紙画像をクリックすると編集画面がご覧になれます。

Memories 2

● Memories 2

2013年3月の七面山登詣、6月の尾瀬ハイキング、7月の富士登山の3つの山旅を、A5サイズのフォトブックにまとめました。
左の表紙画像をクリックすると編集画面がご覧になれます。

Memories 1

● Memories 1

2012年9月の七面山登詣、10月の身延山登詣、11月の七面山登詣、12月の七面山年越し登詣の4つの山旅を、A5サイズのフォトブックにまとめました。
左の表紙画像をクリックすると編集画面がご覧になれます。

Selfie

● Selfie

2009年1月に開催したLomographyカメラによるグループ写真展 "LIFE LOMO 2009" で展示したものを中心に、セルフ・ポートレートをまとめました。
左の表紙画像をクリックすると編集画面がご覧になれます。

富士山2013

● 富士山 2013

世界文化遺産に登録されたばかりの富士山に吉田ルートで初登頂。
その模様を PHOTOPRESSO にまとめました。
左の表紙画像をクリックすると編集画面がご覧になれます。

Photoback JOURNAL Day Dream

● Daydream...

デジタル一眼レフカメラにトイカメラのレンズや手作りのフィルターを着けたり、その風合いをサンプルして仕上げた写真でPhotoback JOURNALを作りました。233zine部展「NEXT」に出品。
左の表紙画像をクリックすると編集画面がご覧になれます。
* STAGEでSelectionに選ばれました。

Photoback POCKET Out of the Blue

● Out of the Blue

写真展「Out of the Blue」のために撮影したものをまとめて
Photoback POCKETを作りました。
左の表紙画像をクリックすると編集画面がご覧になれます。

Photoback ALBUM Double 2007-2010

● Double 2007-2010

2010年7月に開催した個展「Double -ひとつに溶け込むふたつのシーン-」
で展示した作品を中心に、2007年から2010年にかけて撮影した多重露光写真でPhotoback ALBUMを作りました。
左の表紙画像をクリックすると編集画面がご覧になれます。

Somewhere

● Somewhere ~Sometimes, somewhere~

シブヤプロダクツ × DreamPages のコラボレーション・イベント "MY DREAM MY LIFE"第2弾 に233写真部部員有志として展示参加。
DreamPages の協賛で旅行写真集を作りました。
左の表紙画像をクリックすると編集画面がご覧になれます。

Photoback BUNKO in the coner ~片隅で・・~

● in the coner ~片隅で・・~

撮り溜めた写真でPhotoback BUNKOを作りました。
左の表紙画像をクリックすると編集画面がご覧になれます。
* STAGEでSelectionに選ばれました。

         

Photoback ALBUM S.A.O.S. ~Such an ordinary scene vol.2 ~

● S.A.O.S. ~Such an ordinary scene vol.2 ~

トイデジのVQ3007でPhotoback ALBUMを作りました。
左の表紙画像をクリックすると編集画面がご覧になれます。
* STAGEでSelectionに選ばれました。

Photoback ALBUM Shibuya de Burari ~カメラ片手に渋谷でぶらり~

● Shibuya de Burari ~カメラ片手に渋谷でぶらり~

トイデジのVQ1005でPhotoback ALBUMを作りました。
左の表紙画像をクリックすると編集画面がご覧になれます。
* STAGEでSelectionに選ばれました。