Such an ordinary scene


宝永山と宝永火口 10.

Olympus OM-D

毎度のことながら、下山はやはり早かった。
この夏の吉田ルートの下山道と同じ滑りやすいザレ道なのに
その時のような転倒など一度もなかった。
むしろ、ザクザクと足音がするのが面白くて楽しくて可笑しくて
笑いながらザクザクと下りてきた。
この違いは何だろう?
たぶん、今回は踵の骨折回復直後でもなかったし
シャリバテもしていなかったからかな。

Olympus OM-D

下山の最中に、私の前を行く夫の姿がガスで薄れていくのを
わざと立ち止まって見ていた。
夫の姿を覆い隠したガスが私のほうに向かってきてから
一歩を踏み出す、実はいつもそんな風。

トレッキングを始めたのは私の方が先なのに
いつも先に行くのは夫で、その姿を視界の端で捉えながらも
すぐには追いかけないし、追いつこうとも思わない。
だから結局夫は行く先々で必ず待ってる、マイペースで我儘な私を。

この山でもそうだったけど、頂上でゆっくり絶景を楽しんでいるのは
それを熱心に撮影している私じゃなくて、夫なのだとよく思う。
そう思う時だけ、夫に置いて行かれた気分になる。
だからといって、山頂でゆっくり座ることもあまりないのだけれど。

宝永山 と 宝永火口 での天候はそんな私より気まぐれで我儘で
下山した頃になってやっとガスが晴れてきた。
6合目の山小屋に着いた時には、8合目の山小屋や鳥居が見えるほどだった。
でも、それも僅かな時間だったらしい。
下山後、そのまま晴れ続けてくれることを祈りながら
水ヶ塚公園 に向かったのだが、ここから見える筈の富士山の全景を
撮ることはできなかった。
それは「また来年来い」という富士山からのお達しなのかも、なんて(笑

Olympus OM-D

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|2013.10.24(Thu) |富士山 2013  |

宝永山と宝永火口 9.

Olympus OM-D

宝永山山頂では、1時間ほどガスが晴れるのを待ったのだが
ガスの隙間から見え隠れする程度の景色に痺れを切らし
遂に下山することに。
ところが下山を始めた途端、ガスがちょっぴり晴れてくる。
ってことで、晴れてる間に慌てて撮影(笑

1枚目の写真の中に見えているのは6合目の山小屋。
これが見えていたのはほんの数分、まるで天空の小屋(笑

2枚目の写真では、夏に吉田ルートからも見えた山中湖が写っている。
宝永山側からでも御殿場ルート越しに見えることがわかる。
吉田ルートを転がりながらもせっせと下山した夏が思い出されて
懐かしかった。

Olympus OM-D

3枚目の下の写真には、御殿場ルートの下山道にある 大砂走り と
休業中の山小屋が写っている。
山小屋の手前にある杭沿いの道が1歩が3mほど飛ぶというか
進むと言われる 大砂走り。
本当なら、上りは富士宮ルート、下りは御殿場ルートにして
この 大砂走り で下山の前に 宝永山 に立ち寄ろうなんて考えてた(参照
そんなこともあって、ここでそれがチラッとでも見られて良かったなと。

Olympus OM-D

|2013.10.24(Thu) |富士山 2013  |

宝永山と宝永火口 8.

Olympus OM-D

撮ってきた写真に元気が無いのは悪天候のせい(かなり正解
宝永山 の山頂には上の写真のように
下の部分が方位計になっている山頂の碑が設置してあって
ここでは当然、登頂記念写真を撮ったのだが
辺りがガスで真っ白、なんとも寂しい写真になった(公開未定
本当ならここからは富士山の頂上はもちろん
駿河湾や愛鷹山など、素晴らしい景色が広がっている筈で残念無念(涙

ちなみに、この山頂の碑には
「宝永山山頂 標高2693(漢字)m」と刻まれているのだが
富士山山頂 と 第一火口 を背景に写真を撮るのにちょうどいいように
南東側に刻まれていた。
そういう写真も撮りたかったな...(涙

Olympus OM-D

|2013.10.24(Thu) |富士山 2013  |

宝永山と宝永火口 7.

Olympus OM-D

雨具を着た 第一火口底 から 宝永山の馬の背 までは40分ほどで到着。
ここまで来れば山頂は目と鼻の先。
ここの 馬の背 も風が強いので有名。
登山道のガードとして張ってある白いロープが
ポール共々倒れて千切れていたりする(ゾッ
そういや、富士山自体はもう登山禁止期間に入っているから
こういったところももう管理終了しているのかも。
帽子はハットクリップを付けていないと間違いなく飛ばされる。
それを付けていても何度も飛ばされそうになって焦った(恥

ってことで、上の写真は 馬の背 から見えた駿河湾(海岸線)。
右下に 第一火口のスパター丘 が見える。
第二火口 はガスの中(涙

そして、下の写真が 宝永山の山頂。
さっきまでの青空は山頂では全然姿を現さず...(嫌

Olympus OM-D

|2013.10.21(Mon) |富士山 2013  |

宝永山と宝永火口 6.

Olympus OM-D

ザレ道を懲りずに登っている間に雨も上がって
第一火口 から大空を見上げると、所々に青空も見え始める。
それでも、第一火口 の上部や 富士山 の頂上付近はやはり見えず(涙
時折下のほうから上に向かってガスが上がってくるので
その度に視界不良、時々青空というなんとも気まぐれな空。
火口の中に辛うじて生えている草が黄色やオレンジ色に染まっていて
この時はまだ9月上旬だったのだが、富士山の5合目から上はご覧のような秋色。

火口の上部のガスが少し上がって、火口縁にある 岩脈群 がちらりと見えた。
岩脈 というのは、地表に出ようとして地下の割れ目を通過中に
そのままの形で固まったマグマ。
どれも奇妙な形をしていて、そこだけ撮ると
まるで他の惑星にいるような不思議な風景になる。
面白くて何枚も同じような写真を撮ってしまったのだが
それより、もっとガスが晴れてて
火口の大きさがわかるような写真が撮りたかったな。

Olympus OM-D

|2013.10.21(Mon) |富士山 2013  |

宝永山と宝永火口 5.

Olympus OM-D

第一火口の中に入った途端、遂に雨が降り始める(涙
ウィンドブレーカーは撥水していたものの不安になって
第一火口の中にあるベンチで上下とも雨具を着込む。
ザックにもカバーを掛けてと、雨に慣れていなくてちょっと慌てる。
幸いにも風がそう強くないので登山続行。

上の写真の第一火口の中には、ご覧のような赤い小さな丘があって
これを スパター丘 というそうだ。
噴火の最末期に飛び散った溶岩のかけらが半分とけた状態で
積み重なったものらしい。

この火口の中の登山道が吉田ルートの下山道と同じで溶岩が砕けた砂利道。
一歩進むと半歩ずり落ちるというやる気の失せそうなザレ道で
ここからトレッキングポールを使うことに。

Olympus OM-D

|2013.10.17(Thu) |富士山 2013  |

宝永山と宝永火口 4.

Olympus OM-D

宝永第一火口縁(標高2470m)から見た 宝永山 が上の写真。
左側が 第一火口、右側が 第二火口。
右側上の赤い山が 宝永山(標高2693m)。
下の写真が 第二火口 と 第三火口 がその奥にちらり。

ってことで、宝永火口 は全部で3つ
第一火口、第二火口、第三火口と上から順に縦に並んでいる。
富士山の南東斜面にあって、宝永4年(1707年)の宝永大噴火で誕生したそうだ。
富士山最大の側火山であり、宝永大噴火以降 富士山 は噴火していないので
この宝永山が 富士山 の一番新しい側火山ということらしい。

また、宝永山 が赤いのは、1万年以上前の古い噴火によって降り積もった
「赤岩」と呼ばれる赤褐色の火山れき・火山灰の地層だからで
宝永大噴火によって変形し持ち上げられ小山になったのだとか。

それにしてもこの赤い感じ、思わずゾクッ...(何

Olympus OM-D

|2013.10.14(Mon) |富士山 2013  |

宝永山と宝永火口 3.

Olympus OM-D

6合目の山小屋2軒(標高2500m)を通過したところに
頂上へ向かう道 と 宝永山や御殿場ルートへ向かう道 との分岐があって
ここを左へ曲がると頂上への登山道なのだが
その入り口が「登山禁止」の看板を掲げてしっかり閉鎖になっていた(やはり
それを横目で確認しつつ、そちらではなく 宝永山 のほうに進む。
歩き始めてすぐの辺りが上の写真、そこだけ低木の生い茂る道になっていた。
あとは横移動の平坦な道で歩きやすい。

ちなみに、5合目の駐車場から 宝永山 までは
富士宮ルートとはまた別の 宝永山遊歩道 というハイキングコースもあって
この遊歩道が樹林帯を歩くコースになっている。

6合目の山小屋2軒(標高2500m)から15分くらいで
宝永第一火口縁(標高2470m) に到着、それが下の写真。
左端に見えているのが 宝永山 の稜線で
第二火口からガスが舞い上がってきているところ。
雲海の一番遠くに見えている山頂(中央やや左)は 箱根山。
ここは 宝永第二・第三火口縁 や 富士宮口5合目 まで戻る道(右)と
宝永山山頂 に向かう道(左)との分岐で
まずは山頂目指して左に曲がった。

Olympus OM-D

|2013.10.13(Sun) |富士山 2013  |

宝永山と宝永火口 2.

Olympus OM-D

上の写真をご覧のように、富士山 の傘雲の噂が当たってしまって
富士宮口5合目 に着いた途端、雲行きが怪しくなり始める。
駐車場で軽く朝食を摂っている間に更に怪しくなって
登山道を登る頃には視界がこんなに悪くなってしまった(涙
頂上はおろか、辺りの風景でさえガスで見えたり隠れたりの繰り返し。

登山道を登り始めてから30分位で6合目の山小屋に着いたのだが
宝永山 はもうここから姿を現す、それが下の写真。
写真のちょうど真ん中辺りに赤っぽい山頂がちょこっと見えている。
「ええっ?! こんなに近いの?」という感じ、テンションも上がる(笑

この6合目の山小屋までも緩い傾斜だったのだが
ここから 宝永山 までもほぼ横移動の歩きやすい道。
それでもここは 富士山、しかも標高2500m(6合目の山小屋)。
辺りがガスに覆われていたりするから、そんな風には思えないけど。

Olympus OM-D

|2013.10.11(Fri) |富士山 2013  |

宝永山と宝永火口 1.

Olympus OM-D

再び9月に登った山の話。
ちょうど今日で1ヶ月前のことになってしまったが(汗
富士山 の中腹にある大きな火口で有名な 宝永山(標高2693m) に登った。

この山に登るきっかけは、7月に吉田ルートで登頂を果たした富士山。
この時は天候の悪化で、ご来光や頂上からの眺めを楽しむこともできなかった。
そのため、下山してからも再び登ってみたくなり
最初は富士宮ルートでの登頂を計画。
計画しているうちに欲が出て、上りは富士宮ルート、下りは御殿場ルートにして
大砂走りで下山の前に、この 宝永山 にも寄ろうなんて考えた。
ところが、富士山は9月の第1週が終ると登山禁止になってしまう山。
案の定、登るの登らないのとぐずぐずしているうちに登れなくなった(恥)
ただ、幸いにも富士宮ルートだけは期間延長(10月15日まで)で
6合目まで登れることを知る。
宝永山 は富士宮ルートで登るのが一番近い。

そんなわけで、自宅を午前4時に出発。
上の写真は 東名道(たぶん大井松田辺り)から見えた富士山。
朝焼けに染まって綺麗だが、この時点で山頂に傘雲。
山腹も雲に覆われほとんど見えない(嫌
(写真クリックで拡大します)

下の写真は 富士山スカイライン の3合目辺りから見えた富士山。
この時も青空こそ見えていたけど、山頂にはしっかり傘雲。
富士山の山頂に傘雲が掛かると天候が崩れる、という噂の実証やいかに(違
(写真クリックで拡大します)

また、この写真には 山頂の鳥居 や 剣ヶ峰の富士観測所 が写っている。
富士宮ルートのほぼ全容が登る前に見えるのだ。
詳しくは "続きを読む" の追加写真で。

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|2013.10.10(Thu) |富士山 2013  |

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未哉 ( Miyah Oshima )

日々のありふれたシーンを気ままに撮って気ままに掲載しています。
写真から何か感じてもらえたら嬉しいです。
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● S.A.O.S. ~Such an ordinary scene vol.2 ~

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